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蔵の知恵袋 vo3

執筆者の写真: 武蔵武蔵

住宅を建てる上で欠かせないもの、それは「窓」です。

窓とは、建物内部に光を差し込む役割や、建物内部の空気を入れ替える換気の役割、時にはデザインの一部になるようなものまで様々な役割があります。

そこで、今回は「窓」について考察をしていきたいと思います。


■窓のメーカー選定

 国内メーカーには窓(サッシ)を扱うメーカーが多数ありますが、私はその中でもLIXIL(TOSTEM)のサッシをよく使用しています。

その理由としては、従来のサッシよりも枠見付が薄くスリムになっており、ガラスの有効面積が大きいからです。そのため、室内からサッシを見た際に、他社のサッシよりもシャープに見えサッシの存在感が前面に出てこないような感覚です。


                             参照:LIXIL(TOSTEM)

 そのシャープさが一番分かるのが、FIX窓です。

こちらはほとんどフレームが見えない構造になっており、壁の中に穴があいていて、まさにピクチャーウィンドウのような空間を実現できます。



 実際にどの程度従来から変わったかというと、下記のようになっています。

                              参照:LIXIL(TOSTEM)


■窓の素材

 窓の種類について、アルミで出来ているのが一般的ですが、私は「アルミ樹脂複合サッシ」を使用しています。

 これは、室外側に耐久性や強度に優れたアルミ部材を採用し、雨・風・日差しによる劣化を防止するとともに、室内側には断熱性に優れた樹脂部材を採用し熱の出入りを抑えている商品です。

 

                              参照:LIXIL(TOSTEM)

 また上記に加えて、2枚のガラスと中空層により断熱効果を高めた「複層ガラス」とし、特殊金属膜を貼ることで一般の複層ガラスの約2.0倍の断熱性能を高める「Low-E複層ガラス」を採用しています。



■窓のサイズと位置

 窓のサイズは、FIXか辷出し窓なのかによっていろいろなサイズ展開がありますが、そのかでも今回は引違い窓についてご紹介していきます。

 引違い窓とは、昔からある左右どちらからでも引くことで開口が出来る窓です。バルコニーに出る際に使われるのが一般的ですが、その際のサイズについて下記写真をご覧ください。



 左側の部分がその窓ですが、一般的な窓と何が違うか分かりますか??


 違いは、窓の高さです。


 窓が天井いっぱいまで伸びているので、床から天井まで窓になっています。

そうすることで、室内から見た際により開放的に見え、圧迫感を軽減してくれます。

一般的には、窓高さが2.0mだと思いますが、上記写真は2.4mの窓を採用しています。窓の高さ一つでも見え方がかなり違うことが分かると思います。



■窓の快適機能

 防犯面や台風などの風の強い場合において、シャッターをつけるケースがあると思います。そのシャッターの操作ですが、従来通り手動はもちろん、壁のスイッチや付属リモコンによる自動操作も可能ですが、現在は専用アプリをダウンロードしお手持ちのスマートフォンでシャッターを操作できるようにもなっています。



 このように、窓にはいろいろな可能性と住宅をよりよくするポイントがいくつかあります。もちろん費用や構造的に希望の窓を設置出来ないなどの場合もあると思いますが、窓は内観だけでなく外観にも表れてくる重要なデザイン要素なので、慎重に選定するべきだと思っております。



 
 
 

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