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蔵の知恵袋 vo5

執筆者の写真: 武蔵武蔵

住宅の上下階を行き来するもの「階段」について今回は紹介していきたいと思います。

階段とは、意味の通り上に行ったり、下に行ったりする際に欠かせないものです。ただ一重に階段と言ってもいろいろな階段があるのをご存知でしょうか。

ここでは、蔵が得意とする階段も含め様々な階段をご紹介していきます。


■スケルトン階段 その1


蔵が得意とするスケルトン階段。

スケルトン階段と聞くと鉄骨のイメージが強いですが、木製でも施工は可能です。

ササラ桁と段板の色味を変えてアクセントにしたり、段板を厚くして高級感を出したりと様々な手法があります。

中でも、一番の特徴はこの階段にすることで、室内が開放的になることです。

また階段は上部が吹抜けているので、上部から光を下階に取り入れることも出来るので、1階廻りを階段から明るく演出することが出来ます。



■スケルトン階段 その2



直線ではなく、廻り階段でもスケルトンにすることは可能です。

壁がない部分は、上部から吊りボルトで段板を支えたりしています。




■鉄骨階段 その1



ササラ桁を鉄骨で施工する階段。

木製でつくるよりも、鉄骨を使った方がよりシャープな仕上がりになります。

またシックな雰囲気が好みの方にはアイアンの素材がより調和してくると思います。



■鉄骨階段 その2


参照:Replan

ササラ桁をジグザグにデザインする階段。

一般的には一直線に仕上げる形状が多いですが、このように階段なりに段々に仕上げるデザインもあります。

室内にアクセントがつけれて、階段も家具の一部のように見せることができます。


■鉄骨階段 その3


                               参照:クラシスホーム


ササラ桁を中央に寄せて段板を持ち出す階段。

段板が浮いているようなデザインで、階段全体を見た際に開放感があります。




このように階段といってもいろいろな種類の階段があり、設計の数だけその種類もあると言っていいかもしれません。

もちろん予算の兼ね合いもありますが、ただ上下階の移動をするためのものだけではなく、室内のデザインの一部としての考え方や、光を下階に取り入れる要素としての考え方などいろいろな方向からの考えがありますので、ぜひ皆様も階段を大切に考えて頂けたらと思っております。

 
 
 

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